
傾いた家を修復する
家が傾く3つの原因
家が傾いた場合、まずその原因を確認します。
ひとつは液状化や側方流動または擁壁崩壊などによって引き起こされた不同沈下による傾き。ひとつは基礎の破損による傾き。そして建物自体が変形している場合。
このうち不同沈下による傾きは、沈下修正工事によって解決することができます。
基礎が破損した場合は、建物を持ち上げ基礎を新設して建物を下ろす方法と、沈下修正しながら基礎を修復する方法とがあり、基礎の破損状態によって選択します。
最後の建物自体が変形している場合は地盤の問題ではありません。軽度な変形なら床の調整程度ですみますが、柱の入れ替えや梁補強、壁の耐力補強まで必要になることもあります。

修復するのか建て替えるのか
修復(沈下修正工事)か建て替えかの判断は金銭面と我が家への愛情という心理面のせめぎあいで、簡単には決断できないと思います。
しかし正直に申し上げて、1981年5月以前に建てられた旧耐震基準の家なら建替えをお勧めします。
また、軟弱地盤にも関わらず適切な地盤改良を施さずに建てた家も要検討です。ただし建物自体に大きな損傷が無い場合は、家を持ち上げて改良工事を施してから家を下ろすという方法があります。
いずれにしてもまずは家の修復費用の確認が最優先です。
ちなみに家の傾きが6/1000以上は、明確に生活に支障が出るので修復は必須です。

修復費用の目安
沈下修正工事は建物の状態、地盤の状態によって大きく異なります。
建物の東西南北一方向のみ沈んでいる場合は、あくまでも目安として100万円〜300万円。
建物の片側に大きく沈んでいる場合は200万円〜500万円が目安となります。

